パソコン設定　福岡｜出張サポートのT&MPCサービス福岡 | 日記 | メールを送信できないトラブルの現実的な解決。

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Ｗｉｎｄｏｗｓ　ＬｉｖｅＭａｉｌ２０１２を使っている方から受信はできるが送信ができなくて困っているという相談を受けた。
急いで、メールで送信したい文書があるらしい。

依頼を受けてすぐに依頼人宅を訪問したがすでに夕方で、夕餉の支度が始まっていた。

依頼人はパソコンを起動して、ＷｉｎｄｏｗｓＬｉｖｅＭａｉｌを開いた。
自動的にメールの送受信が始まったが、ユーザーＩＤとパスワードを確認する画面がでて止まった。
依頼人が持っているプロバイダの書類を確認して、入力し直したが状況は変わらない。
そうこうするうちに今度は画面に「JITコンパイラ(mscorjit.dll)を読み込めませんでした。
ファイルがみつからなかったか、または壊れている可能性があります。セットアップを確認するか、またはもう一度実行してください。」と表示された。
そしてＷｉｎｄｏｗｓＬｉｖｅＭａｉｌは勝手に終了してしまった。問題の解決にそんなに時間をかけられないので、インターネットでこの問題の解決法を調べようとして、インターネットエクスプローラーを開いてびっくりした。
ブラウザハイジャッカーに乗っ取られている。

インターネットエクスプローラーを起動したことをきっかけにして次から次に奇妙なソフトが起動し始めた。
これではメールの問題を解決できない。
仕方がないのでブラウザハイジャッカーの問題を先に解決することにした。
依頼人に話を聞くとこの現象が起き始めてから半年以上経っているらしい。

もう一つとんでもないことがわかった。
パソコンにセキュリティ対策ソフトが入っていない。
このパソコンはやられ放題である。

まず、クリーンブートを実行して、コントロールパネルからプログラムのアンインストールを実行する。
私が承知している怪しいプログラム類はさっさと削除する。
その他のプログラム類は依頼人と話し合った上で了解を得られたものを削除する。
怪しいソフトはまだあるが一つずつ正体を確認してから削除するような時間はないのでここで打ちきった。
参考記事　ブラウザハイジャッカー削除ツール

次に、マイクロソフトセキュリティエッセンシャルズをインストールし、クイックスキャンを実行した。

しかし、ウイルスは発見されなかった。

次にノートンパワーイレイサーをインストールし実行した。
これは5個のウイルスを見つけて削除してくれた。

ここまでで一時間半ほど時間を消費している。
クリーンブートの設定を解除して、再起動した。　

Ｗｉｎｄｏｗｓ　ＬｉｖｅＭａｉｌ２０１２を削除して再インストールすることにした。
下記より、アンインストールツールをダウンロードする。
http://g.live.com/1rewlive4arp/wlarp.exe
これを使って削除をする。
終了したらパソコンを再起動する。次に、下記よりオフラインインストールツールをダウンロードする。
http://g.live.com/1rewlive5-all/ja/wlsetup-all.exe ダウンロードが終わったらファイルを実行してインストールする。

しかし状況は変わらない。
mscorjit.dllをダウンロードしてインストールできるサイトはあるのだが一目見てうさんくさく感じたので、利用しなかった。
（後で調べてみたがこのサイトはそれほどでもないかも知れない。
ただこのときはまた迷惑ソフトに再感染するのをおそれたのである。
また、mscorjit.dllの問題はウイルスに感染したことが原因かも知れない）まだほかにもいろいろやってみたいことはあったのだが時間が切れたので現実的な解決を実行することになった。

依頼人が私にやってもらいたいと思ったのはメールを送信できるようにすることである。
パソコンにはアウトルックがインストールされていたので、これをメールソフトとしてセットアップした。
アウトルックは機嫌良く動作したので一応これで依頼人の望みは叶えられたということになった。

しかし依頼人のようにセキュリティに関する認識が甘いとこれからも数多くのトラブルに見舞われるだろう。

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